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2018.01.18Web制作

【デザイナーなら知っておこう】ニーズ・ウォンツ・ベネフィット

panda
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アナログアート派のウェブデザイナーです。

ブレの少ないデザインをつくるために

WEB制作というと、馴染みのある方は一般的に少ないかもしれませんが、
ただキレイなデザインやWEBページをつくることがその全てではありません。

お客様の抱えているWEBページの問題点を解決してあげる提案をすることや、
お問い合わせが増えたり、最終的に利益が返ってくるような仕組み・ブランディングができることこそ
WEBの最大の魅力であり、WEB制作の醍醐味でもあります。

今回は、WEB制作の際に知っておくときっと役に立つ「ニーズ・ウォンツ・ベネフィット」についてご紹介します。

「ニーズ・ウォンツ・ベネフィット」とは?

ニーズとは?

“市場”で求められているもの、クライアントに求められているもの
(例)「寒いから”こたつ”が欲しい」の”こたつ”の部分 「こたつを変える”ニトリ”に行きたい」の”ニトリ”の部分など

ウォンツとは?

ニーズを改善する商品・サービスや情報。
(例)「こたつを買える”ニトリ”を作りました。」の”こたつ”の部分 「ニトリに行ける”無料送迎バス”を始めました」の”無料送迎バス”の部分

べネフィットとは?

提供側がユーザーへ約束すること。
(例)「このバスに乗ると必ず”ニトリに行けます”」の”ニトリに行けます”の部分

「ニーズ」と「ウォンツ」の違いって?

勘違いが最も生じやすいところですが、ニーズとウォンツは似て非なるものです。多くの方がその意味を混同して理解していますからここで簡単に整理していきましょう。

ニーズとは日常生活でどうしても【必要】なもと

まずニーズですが、日本語に訳すと「必要性」です。日常生活を送る上で欲求がなくなることはありません。
お腹が空けば何か物が食べたいという欲求は現れますし、夜遅くなれば眠りたいという欲求が現れます。
人はこのように24時間、自分の生活に充足できていないもの求める願望を持っています。この「何か物が食べたい」とか「眠りたい」という漠然な願望がマーケティングでいうニーズというわけです。

『近代マーケティングの父』と呼ばれるアメリカの経済学者フィリップ・コトラー氏が「人間が生活上必要な、ある充足状況が奪われている状態(欠乏状態)のこと」

だと言っています。つまり、日常生活でどうしても『必要』なものです。

ウォンツは“ 欲しい ” と感じる【欲求】

それではウォンツはどうでしょうか。
ウォンツは日本語に訳すと「欲望」ということになります。一見ニーズと同じように感じますがマーケティングの定義上、ウォンツはニーズよりももっと踏み込んだ願望ということができます。
経済学者フィリップ・コトラー氏はウォンツについて「ニーズを満たすための、特定のモノが欲しいという欲望のこと」だと言っています。つまり、“ 欲しい ” と感じる『欲求』です。

ニーズやウォンツに対してマーケティングのできることとは?

マーケティングでは、まずそのサイトを見るユーザーの【ニーズ】を捉えることが大切です。
必要性のない情報はユーザーが魅力を感じることもなく、結果として効果にはつながりません。

制作者は徹底的にユーザーの【ニーズを分析して】サイトを制作する必要があります。

そして商品販売の際には、ニーズではなくウォンツに訴えることが大切です。

なぜなら、世の中の経済活動のほとんどが欲求(ウォンツ)で成り立っているからです。きっとあなたがお金を使うときも、そのほとんどが欲求を満たすための行動だと思います。

じゃあ、ベネフィットってなんだろう?

ニーズを見つけ、ウォンツを導き出した時、ついそれだけで満足しがちになりそうですが
それだけではビジネスは成り立ちません。

それでは逆にユーザーのことしか考えていないので、いざ何かを提案するときにクライアントの納得のいくモノや説明になりません。

そこで、ベネフィット。ベネフィットはそのビジネスの強みや特徴でもあるし、同時にクライアントの利益と直結する部分でもあります。

3つが揃わなければビジネス=WEBデザインは成り立たない。

「ニーズ・ウォンツ・ベネフィット」に当てはめて考えると、ユーザー視点でもビジネス視点でも、根拠を持ってデザインを作れるようになります。

デザインとは「問題を解決すること」とよく言われます。

なぜ、ユーザーにそのデザインが必要なのか?
そして、そのデザインを用いたビジネスは何のためにあるのか?

すべてはつながっています。
つながりが少しでも垣間見えてきた時、あなたの中のデザインが、さらに深みを増して面白くなっていくかもしれません!