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2020.10.09テクノロジー

「Shopify」日本市場向けの新サービスが登場!

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カナダ発のベンチャー企業から、世界有数のECプラットフォームへと変化を遂げたShopify(ショッピファイ)。「Shopify」を利用する事業者は、世界中で100万以上、2020年上期の流通総額は約5兆円に上ります。世界的に成長を続けている「Shopify」ですが、なかでも日本での成長が加速しているようで、2020年上半期の新規ストア開設数は前年同期比175%増、利用する事業者の2020年第1四半期の売上高は前年同期比242%増となっています。

「Shopify」の特徴は、Amazonなどのマーケットプレイスとは異なり、小売店や飲食店が自らオンラインストアを簡単に立ち上げられるところにあり、在庫管理から配送、金融まであらゆるサービスを兼ね揃えています。そんな「Shopify」が2020年9月29日、日本市場向けの新サービスを発表しました。

①実店舗とECサイトを連携する「Shopify POS」

「Shopify POS」の専用アプリを使用し、実店舗とECサイトを連携することで、在庫や売り上げを一元管理することができ、商品検索・注文処理・支払い回収・請求書発行といった作業を、タブレットやスマートフォンで行うことが可能となります。また、お店で購入した際にもらえるポイントについては、POS連携ポイントアプリ「Easy Points」を利用することで、実店舗とECサイトのポイントを統合することもできます。

②決済サービスの拡充

決済サービスについては、JCB、PayPayへの対応を開始すると発表されました。Shopifyでは、これまでクレジットカードは「Visa」「Mastercard」「American Express」に対応しており、ID決済サービスでは「Google Pay」と「Apple Pay」が利用できる状態でしたが、10月からは「JCB」と「PayPay」も順次連携されることとなり、決済サービスについても日本向けにより充実した内容となっています。

③「BASE」からの移行をスムーズに行える

Shopifyへ移行するためのツールを使用することで、「BASE」を利用している事業者が、既存のECサイトから商品情報、カテゴリーや注文情報を簡単にShopifyへ移行することができます。ストアを移行するとなると、商品情報などを新しいストアのフォーマットに合わせてCSVでダウンロードする必要があるので、ITリテラシーの高い人でも丸1日以上かかってしまうのですが、この移行ツールを使用すると、技術的な知識が無い人でも、1時間程度でデータ移行が行えるようです。「ECサイトの立ち上げはBASEで行ったが、ある程度売り上げも立ってきたので、機能が充実しているストアに移行したい」このような方々の需要にもしっかり応えるサービスです。

④「Fulfillment by ZOZO」との連携

「Shopify」のカスタマイズ機能を使用すると、事業者は「ZOZOTOWN」と自社ECサイトでの受注・在庫・出荷を一元管理することができます。

⑤ランサーズ登録のフリーランスへ教育プログラムを提供

急速なオンラインシフトが求められている中で、なかなか進めるに至っていない中小企業や地方企業などにも支援を進めていくため、ランサーズやフラクタと連携し「Shopify」を活用したECサイトの構築、導入支援、運用、アプリケーション開発を行える人材を育成していく流れです。教育プログラムを修了したランサーズのフリーランスには、「Shopify」に関する仕事を受けやすいよう、バッジが表示されるようになります。

以上、日本市場向けの新サービスご紹介でした。
消費者や事業者への価値提供、フリーランスを育成することで仕事の機会創出や潜在顧客へのアプローチを行う…様々な視点からマーケティングを行い、サービスの充実が図られていることが良く分かります。海外発のECプラットフォームであることから、日本の質の高い商品を世界へ発信する、越境ECの普及にも「Shopify」は一役買いそうだと感じます。ECサイトのリニューアル、新規立ち上げをご検討のお客様は、ぜひご相談ください。

▷Shopify公式サイトはこちら

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