COLUMN

コラム

CATEGORY

2019.01.25Webマーケティング

SEOとリスティング広告なら、どちらがいいの?その違いを解説!

yanataka
yanataka
日々奮闘中のSEOエンジニア

以前、「SEOとSEMの違いを分かりやすく解説!」の中で、「SEOとリスティング広告の両方を併用して運用することが
最善策である」とご紹介しました。
SEMの代表的な手法である「SEO」と「リスティング広告」は、webサイトへの訪問者を増やす施策としては、
どちらも効果的といえるでしょう。

しかし、SEOとリスティング広告には、一長一短があり、その違いを理解して、併用しながら使い分けることが大切です。
今回のコラムでは、4つの視点から両者を具体的に比較し、その違いを解説していきます。

①コスト面では、費用が抑えやすい「SEO」に軍配

「できるだけ多くの方にwebサイトに見てもらいたい!でも、コストはあまりかけたくない…」というのが、
サイトの運営者の本音かと思います。
コスト面の観点から考えると、物理的な費用が抑えやすい「SEO」に軍配があがります。

リスティング広告は、GoogleやYahooなどの検索エンジンに費用を支払って露出を増やす「広告」です。
広告費が課金されるタイミングは、その広告がクリックされたときです。
広告をクリックされなければ、検索結果に何回表示されても費用は発生しませんが、
目的はwebサイトへの流入を増やすことです。
もし、広告がクリックされなければ、広告を掲載する意味がありません。
検索数の多い人気のキーワードやクリックされやすい位置に広告を掲載するためには、
それなりの価格を提示して入札する必要があります。

その点、SEOは広告ではないので、サイトの運営者や自社内でも施策することが可能です。
SEOを外部に依頼する場合には、費用が発生しますが、自分たちでできることは自分たちで行うことで、
コストを抑えた運用が可能です。

②即効性を求めるなら「リスティング広告」が圧倒的に優勢

「すぐにでもwebサイトの訪問者を増やしたい!」という即効性を求めるのであれば、
「リスティング広告」が圧倒的に優勢です。

SEO対策は、施策を実行しても、検索結果の順位が急激に上げるわけではありません。
様々な施策を実行しながら、webサイトを改善していき、少しずつ検索順位が上がっていくのを待つことになります。
検索順位が上がってくると、ペナルティに該当する行為を行わない限り、検索順位が急落することはありませんが、
検索結果の上位を維持できるようになるまでは地道な戦いが続きます。

一方、リスティング広告は、GoogleやYahooなどの検索エンジンに広告費を支払って掲載する広告のために、
広告の掲載を開始して審査が通過できれば、すぐにでも露出を増やすことができます。
すぐにでもwebサイトの訪問者を増やしたい場合は、リスティング広告を選ぶことをオススメします。

③自分でコントロールできるのは「リスティング広告」

リスティング広告は、露出の度合いや費用などを自分でコントロールできます。
入札単価やリスティング広告に投入する広告費の金額も、全て自分自身で設定することができます。
どのキーワードで何位に表示したいのかという意思を反映させることができるので、
リスティング広告はコントロールしやすい施策です。

一方、SEOは、検索エンジンのアルゴリズムによって検索順位が決定します。
そのアルゴリズムは、一定ではなく、日々変化します。
極端な話をすれば、検索エンジンに評価されるように施策はずなのに、
次の日にはその施策が意味をなさなくなることも十分に考えられます。
SEO対策の施策を日々を行うことで、検索順位を少しずつ上げることはできても、
検索順位を自分自身でコントロールすることはできないことを理解しておきましょう。

④クリック率が高さはオーガニック検索(自然検索)の「SEO」

webサイトの訪問者を増やすためには、広告にしてもオーガニック検索にしても、
ユーザーにクリックされることが重要です。

ちなみに、「オーガニック検索」とは、GoogleやYahooなどの検索エンジンにおいて、
ユーザーが検索キーワードを入力して表示させた検索結果の一覧ページに表示される、
スポンサー広告やリスティング広告などの広告枠を除いた領域のことを指します。

GoogleやYahooなどの検索結果の画面上では、広告枠が上部にあるため、
リスティング広告のほうがクリック率が高いように感じるかと思います。
確かに、以前は広告枠の方がクリックされる可能性が高く、リスティング広告を優先する方が多くいました。

しかし、時代とともにユーザーは、検索結果の画面上部にあるのは、広告であるということに気づくようになりました。
さらに、以前に比べて、検索結果での広告枠も減っています。
ユーザーがキーワードを入力して入手した情報は、広告ではありません。
その結果、画面上部にある広告よりも、広告の下に続くオーガニック検索の結果がクリックされるようになりました。

そのため、webサイトのクリック数を増やすためには、リスティング広告での露出を増やすより、
検索結果の検索順位を上げるSEOに注力するほうが効果的と言えるのです。

短期決戦なら「リスティング広告」、中長期が可能なら「SEO」

それぞれにメリット・デメリットがある「SEO」と「リスティング広告」は、上記のような違いや効果の出方が異なるので、
使い分けることが重要です。

すぐにwebサイトの訪問者を増やしたい短期決戦の場合は、「リスティング広告」をオススメします。
SEOに比べて費用はかかりますが、即効性があるので、すぐに結果を出すことにつながります。

すぐに露出を増やすことができませんが、中長期的に取り組む時間がある場合は、「SEO」をオススメします。
検索順位を少しずつ上げていくことができれば、ペナルティの対象になるような行為をしない限り、
検索順位は簡単には下落しません。
また、一つのキーワードで上位表示され始めると、そのキーワードに関連するキーワードも上位表示される可能性が
あります。

人員と時間があるならば、「SEO」と「リスティング広告」の併用

外部に依頼することも含めて、運用の人員と時間、費用などの全て条件が整うのであれば、
「SEO」と「リスティング広告」の併用が最善です。
結果が出るまでに時間がかかるSEO対策を行いながら、効果が出るまで期間はリスティング広告で広告を掲載することで、
webサイトの露出機会を確保し、訪問者を保つことができる可能性が高いです。
「SEO」と「リスティング広告」の双方の利点を生かした運用で、最大限の効果が期待できます。

採用サイトデザインに特化したまとめサイト | DEZDEZ デザデザ